コントリビューターデイ レポート

WordCamp Kyoto コントリビューターデイ ALL
Photo by. Atsushi Ando

WordCamp Kyoto 2017 のコントリビューターデイでは下記についてみんなで協力して進めました。

  • WordPressコア
  • WordPressコミュニティ
  • プラグイン(公式ディレクトリ登録)
  • テーマ・プラグイン、WordPress.tvの翻訳
  • Codexの翻訳や編集、WordPressユーザーマニュアルの編集
  • Japan WordCamp サイトリニューアル
  • テーマレビュー・テーマを公式ディレクトリに登録

各グループには世話役(メンター)と呼ぶ、グループリーダーさんについていただきました。

    • WordPressコア

Kite

    • WordPressコミュニティ

Toro_Unit (Hiroshi Urabe) / Mayo Moriyama

    • プラグイン(公式ディレクトリ登録)

IKEDA Yuriko / Takashi Kitajima

    • テーマ・プラグイン、WordPress.tvの翻訳

odyssey / Akira Tachibana

    • Codexの翻訳や編集、WordPressユーザーマニュアルの編集

JOTAKI Taisuke

    • Japan WordCamp サイトリニューアル

Junko Nukaga / Takenori Okashita (GOUTEN)

    • テーマレビュー・テーマを公式ディレクトリに登録

ShinichiN / kassy

また、全体を通して
Naoko Takano さん
Takayuki Miyoshi さん
にもメンターに入っていただきました。

朝、オリエンテーションとグループ分け

集合は朝10時。今回、京都大学では会場の Wi-Fi が一人ずつ割り振られるものだったので、受付で WiFi カードをお渡しします。

Photo by. Atsushi Ando

そしてまず会議室でオリエンテーションとグループ分けを行いました。

Photo by.odyssey

オリエンテーションでは「コントリビューターデイ」がどういうものかというお話、そして各グループのメンターさんにどういったことをするかの簡単な案内を前でしていただきました。

Photo by. odyssey
Photo by. Atsushi Ando

そして、その場でグループ分け。コントリビューターデイでやりたいことについて手を挙げていただきます。実は、参加登録の際にも何をやりたいかのアンケートを取っていたのですが「決まっていない」という選択肢を選ばれた方が多かったため、各グループ何人ぐらいになるか、人数があまり読めませんでした。
実際、手を上げていただいてグループ分けとなったところ、そんなに大きな偏りも出ず分かれることができて良かったです。

コントリビューションタイム

オリエンテーションの後は、それぞれ分かれての時間になります。
どんな様子だったか写真を掲載いたしますね。

コントリビューターデイでも、前日のセッションデイに引き続きランチを提供させていただきました。と、言いつつも、外の空気を吸いたい気持ちになるのか、お昼はそれぞれグループなどで外に食べに行く方も多かったように見受けられました。

ミニセッション(パネルディスカッション)

午後には、ミニセッションとして30分間、アジアから WordCamp Europe 2017 のコミュニティサミットに参加した Takayuki Miyauchi さん、Mayo Moriyama さん、Akira Tachibana さん、Jon (Kenshino) さんの4人から、「コミュニティサミットってどんなもの?」というお話や、WordCamp Europe 2017 の様子をお聞きしました。

Photo by.Atsushi Ando

夕方、成果発表

1日の最後には、各グループリーダーから「今日どんなことをしたか」の発表をいただきました。

WordPressコア
送ったパッチの数(バグ修正や機能変更)の発表。コアに1つ、次世代の WordPress のエディタとして開発が進んでいる Gutenberg に2つ、WP-CLIに1つのパッチが送られました。今回送ったパッチが採用されるとcoreのコントリビューターとして名前が載ります。

 

WordPressコミュニティ
コミュニティチームのDeputyである森山さんから各WordBenchのモデレーターへのオリエンテーションや、WordBench神戸のモデレーターの安藤さんを中心に情報交換を行ったそうです。また三好さんによって WordBench.org の管理者に新たにToro_Unitさんと岡本さんが追加されました。

 

プラグイン(公式ディレクトリ登録)
プラグインの公式ディレクトリ登録を進めました。この日作られたプラグインが公式ディレクトリで公開1歩手前までいったプラグインもあったようです。

 

テーマ・プラグイン、WordPress.tvの翻訳
日本語翻訳のルールなどを確認しながら、翻訳を進めました。WordSlack に #requests というプラグイン、テーマ翻訳等の、承認(PTE )権限付与、翻訳承認リクエストのチャンネルができて、そちらで翻訳承認を受け付けています。

 

Codex の翻訳や編集、WordPress ユーザーマニュアルの編集
Codex に、WordPress の翻訳について全般をまとめたページが高野さん立花さんを中心にした議論の上できました。WordPress の翻訳
また WordPress ユーザーマニュアルでは凡そ30のコミットがありました。

 

Japan WordCamp サイトリニューアル
WordCamp Japan サイトのリニューアルについて進めました。仕様の確認、構成、ワイヤーフレームまでを立ち上げています。資料はこちら(WordSlack #wordcamp-ja-meta チャンネル)。またTOPにあった過去の開催情報のリンクが切れていたり、長くなったりしていたのをメンテナンスしました。

 

テーマレビュー・テーマを公式ディレクトリに登録
公式ディレクトリにあげるテーマについてと、テーマレビューを進めました。この日できたテーマレビュー数は7でとのことで、今までの国内でのコントリビューターデイでは最高数という発表がありました。また、テーマレビュー自動化のビジュアル画面の設計・デザインも宮内さん、小蕎さんを中心に行われていました。

終わりに

最後に WordCamp Kyoto 2017 のコントリビューターデイはこんな様子でした。
9月にはWordCamp Tokyo 2017 にて同じく1日のコントリビューターデイがあります。
WordCamp Tokyo 2017 公式サイト
WordCamp Tokyo 2017 コントリビューターデイについて

京都に参加できた人も、参加できなかった人も、タイミングが合うようでしたら、東京でも引き続きみんなで WordPress のことをしてみませんか?
またオンラインでは日本語であれば WordSlack でもいろんな議論や報告が行われています。

コントリビューターデイ事前準備のお願い

さて、WordCamp Kyoto 2017 までもうすぐです。日曜日にはコントリビューターデイがあります。
詳しくは「コントリビューターデイについてインタビューしてきました!」記事を読んでいただくとして、今回はそのコントリビューターデイに参加する皆様への事前準備のお願いです。

 

【全体で共通してご用意いただきたいもの】

 

【WordPress コア】

 

【WordPressコミュニティ】

 

【プラグイン(公式ディレクトリ登録)】

 

【テーマ・プラグイン、WordPress.tvの翻訳】

  • テーマ、プラグインの翻訳はWordPress の動作環境

 

【Codexの翻訳や編集、WordPressユーザーマニュアルの編集】

 

【Japan WordCamp サイトリニューアル】

  • GitHub アカウント 取得方法
  • WordPress の動作環境
  • WordPress の動作環境に VVV 使用の方はmeta envrionment のインストールもおすすめします

 

【テーマレビュー・テーマを公式ディレクトリに登録】

  • WordPress の動作環境

 

ローカルでの WordPress の動作環境は、MAMP / VVV / VCCW / trellis / ビルトインサーバー などがございます。VVVをインストールされた場合はSubversionも同梱されています。

当日は、時間や回線が限られるため、できるだけ事前準備のご協力をお願いいたします。

コントリビューターデイ当日は、会場の Wi-Fi を利用できるようにビジター用接続アカウントカードを会場受付にてお渡しします。こちらは1人につき1アカウントとなっておりますので必ず受付にてカード受け取ってください。

現在すでにコントリビューターデイのチケットが満席となっておりますので、事前に参加できないことが判明された方がいらっしゃいましたら、お早めに お問い合せ からお知らせください。
キャンセルになった分のチケットを補充させていただきます。

では会場でお会いできることを楽しみにしています!

WordCamp Kyoto 2017 でのセッションのお話

こんにちは。
WordCamp Kyoto 2017 セッション班の額賀です。

セッション班って?というあなたにちょっと説明。私たちが WordCamp において「セッション」と呼んでいるのは、誰かが前に立ってあるトピックに対して話をするという形式のものです。どんなセッションが何時にどこで行われるかが並んだものがタイムテーブルと呼ばれています。ピアノの発表会などではプログラムと呼ばれるものですね。WordCamp は実行委員が色々な班に分かれて計画しています。その中の一つがこのセッションを考えるセッション班です。

セッションの具体的なタイトルやスピーカー、タイムテーブルはもう少し後の発表になりますが、今回は WordCamp Kyoto のセッションについて「こんな感じですよ」というご紹介をしたいと思います。

まず会場は京都大学内にある国際科学イノベーション棟になります。こちらの1つの大きなホール、2つの小さな部屋という3つの場所でセッションが行われます。なので、来られる方は同時に3つのセッションの中からどれを聞くかを選んでその部屋に行くことになります。

日程は6月24日(土曜日)と25日(日曜日)の2日間です。そのうち24日がセッションDAYで、基本的にセッションが行われる日です。セッションだけではなく、スポンサーブースが出たり、みんなで楽しめる企画があったりします。
25日はコントリビューターデイです。コントリビューターデイについての詳しくはまた別記事でしまさんが書いてくださる予定ですが、みんなで WordPress に貢献するために手を動かしたり話し合いをしたりする日になります。6月24日の夜には懇親会があります。



(WordCamp Kansai 2014 でのセッションデイ、コントリビューターデイの様子。Photo by.Chikaoka Mayumi)

WordCamp Kyoto 2017 のテーマは「Connect to__」ということで、「つながる・縁」をテーマに選ばれたセッションたちになります。

今回のセッションは幅広いトピックを扱ったものたちとなっています。また英語を話すスピーカーさんの言葉をタイムラグなく理解できるように同時通訳も予定しております。
WordCamp のスピーカーにはこういう風にあってくださいという決まりがあります。
WordCamp を作るためのハンドブック( WORDCAMP ORGANIZER HANDBOOK )には以下のように記されています。

  • スピーカーは、話す内容についてよく知っている必要があります。
  • スピーカーは WordPress ライセンスを理解し、それに準拠しなくてはなりません。(中略)100% GPL または互換性のあるライセンスを選択することが条件です。WordPress.org のガイドラインに従ってください。
  • スピーカーは WordPress の商標を尊重しなくてはなりません。

こんな風に WordCamp Kyoto では、地域の才能ある人々と WordPress のエキスパートたちでセッションを構成します。
どうぞこれからのセッション情報の公開を楽しみにしてください。

そして WordCamp は WordPress のことをもっともっと知れる場というだけではなく、WordPress を楽しむ場、そして WordPress な人たちと知り合える場でもあります。名刺や SNSアカウントなどを記載したカードを持っていらしてぜひ色んな人と知り合ってください。

WordCamp Kyoto 2017 では誰もが参加でき、出会い、共有し、学び合う場であるという精神に則って、無料でどなたでも参加できるものにしました。これはスポンサーをしてくださった企業の皆さまのおかげでもあります。

セッション、企画、ブース、そして繋がること。
一緒に WordCamp を楽しみましょう。
参加登録公開まであと少し。どうぞお楽しみに!